大林: やっぱ、マジェスタというのは、いじればいじるほどカッコ良くなるし、可愛げも出てくる愛嬌のあるクルマだと思うから、なにかの縁でマジェスタに乗っているのだとしたら、それをずっと大切にしていって欲しい。僕自身もまだ極めたと思ってないし、長い間やっても極められないクルマだから、若い人には頑張って欲しい。
金本: 僕自身が140系オーナーなので、150系や170系に乗っている人や乗ろうとしている人に関しては、150系といえばとか170系はこうだというアドバイスは思いつかないけれども、やるからには一番目指して頑張って欲しい。
140系に関してですが、ベースが古いクルマなので、故障は当たり前と思って、楽しみながら乗って欲しい。ちなみに僕のクルマは3年式だから、14年落ち。一番新しいものでも7年式で、それでも10年落ち。僕もその故障の多さに頭にきて、一回フェンダーを蹴ったことがあるんです。でも大林クンに「古いクルマやから故障はつきものやで」ってさらっと言われたことがあって、その時、そうだなと思ったんですよ。
大林: 逆にクルマは多少壊れるくらいの方がいい。クルマのこと覚えられるから。なんで壊れたのかというのを、他のマジェスタオーナーにアドバイスできる。何事も経験を積まないと分からないし、それとどう付き合っていくのがというもの大切でしょ。
それと、いろんな都合があると思うけど、どんな理由にせよ、誰かがクルマを降りてしまうのは寂しいもの。俺もメーカーをはじめてしばらくクルマを降りていた。でも、自分の中では絶対戻ってやるというのがあったから、またマジェスタをいじれるようになって嬉しい。
金本: 何年かぶりに大林クンが作ると聞いた時は僕自身もかなり嬉しかった。また2台並べて撮影できると思うと、すごくワクワクしてきます! |