金本:: その当時はドレスアップの手本になる雑誌がいっぱい出てて、そのどれを見ても大林クンが載ってました。初めての時というのは誰かのクルマのレプリカみたいなのを作っていくじゃないですか。僕にとってそれが「赤マジェ」だったんです。
だから内装を全く一緒にしたり、大林クンが8ゾロのナンバーだったので、自分もゾロ目のナンバーを取るために陸運局に通ったり。そのうちにチーム「エンドレス」のメンバーと知り合って、チームに入れてもらい、そのメンバーで名古屋パフォーマンスカーショーに行ったんです。で、会場に入ったら、赤マジェがドーンと止まっていて。ちなみに昔のアルバム見たら、赤マジェの前でピースしている僕の写真がありました(笑)。
その時、大林クンは友達と赤マジェの前にいて、全く知らない人い来場者の背中にシールを貼るというイタズラをしてたんです。それで僕も、シール貼られたいわ〜っと思い、それで知らんぷりをして通ったら、ピシッと貼られて。そしたら後ろでヒャヒャヒャって笑ってるんです。その時もまだ一回もしゃべれてないですよ。でもそれが一番最初の接触でした。
大林: 僕は全く覚えてない(笑)。
金本: 大阪オートメッセの時にも会って、なんとか名刺もらえましたが、それで精一杯。一番印象が深かったのは板金屋で会った時のこと。板金屋さんにクルマを入れていた、とある日、そこに赤マジェが止まっていたんですよ。うぅわ〜って驚いて、それでとりあえずドアを開けて運転席に座りました。うぉ〜スゲーッて。
大林: サイテーやな、オマエって(笑)。
金本: 名刺もらっても、とても連絡できないし。それで、板金屋さんに話を聞いたらたまに来るからと言っていたので、それから毎日通ったんですよ。さすがにそこで会えば、僕もしゃべれると思ったので。それで、ずっと待っていたら、来たんです。
「僕、大林クンとしゃべりたいから、毎日通っていたんですよ」って言ったら、「電話くれたら良かったのに」と言ってくれて、それでしゃべるようになりました。その後も、とある日に大林クンから連絡が入り、かなり嬉しかった。ちなみにその履歴を僕は機種変更するまで消しませんでしたね。 |